- 虎太朗
今月のおすすめ日本中小型株
最終更新: 2020年9月6日
久しぶりの更新です。
昨日からシンガポールに戻り、ある高級ホテルで2週間の隔離生活をしてます。
コロナ禍で長期滞在パスを保有している外国人はシンガポールに入国はできるのですが、
強制隔離されます。ましなのはステイ先が高級ホテルということです。(ただし有料です。)※ホテルからの景色です。

最近は、ウォーレン・バフェットが日本の5大商社株を購入したと話題になってますね。
様々なアナリストがなぜ商社株なのか?を解説してますが、話題性と人気は絶大ですが、
個人的にはバフェットですら、時代に遅れてきたのか?と思ってしまいます。
商社は事業が多様で複雑かつ永遠のバリュー株です。
過去にも多くのマネジャーが割安だと言ってましたが、なかなかこのバリューは適正化されません。私が思うに最大の理由は、事業が多過ぎてどこにリスクがあるかわからないということかと思います。分析が出来ないので適正価格が不明なのです。
ただ、割安かといえば、疑問です。少なくとも成長株ではないので、配当目当てのバリュー株だと思います。ただ、バフェットクラスですと、投資金額が大き過ぎて今から紹介するような中小型株には投資できなく、必然と大型の配当株になるのでしょう。
いずれにせよ、多くの識者が解説するような奥深い意図はないような気がします。
下記のように金融緩和とグロース株の相関は非常に高く、緩和が継続する限り、続く気がします。

以下今月の狙い目です。
2427 アウトソーシング
2Qは大幅減益であったが、自動車業界中心に生産が落ちたことが最大の減益要因。但し、足元自動車の生産は改善傾向にあり、また従来から改正派遣法の影響で大手集約化の流れが継続、足元の厳しい事業環境下でその動きが顕著な模様。当社を含む大手は大手集約化の流れによる需要増加を取り込むことが可能と予想されること、また自動車業界の生産がエレクトロニクス系に遅れて改善していることから今後出遅れている株価の修正が進むと予想する。秋冬にかけて自動車で新モデルの発売が予定されていることも需要増加要因として期待できる。懸念されている海外も2Qがボトムとなった模様。海外ののれんのストレステストもドイツ中心に最大で13億円としており、今後大きな減損が発生しないこと業績改善と併せて株価上昇要因として期待できる。
4465 ニイタカ
6月には消毒剤需要増加の恩恵を期待して株価が急騰したが、当社の顧客の半分程度を占める外食産業において新型コロナウィルスの影響があり4Qは営業減益に転換、新年度もFY20 3Qまでは新型コロナウィルスのダメージが大きいとの前提に基づいて大幅減益ガイダンスを発表し、株価が急落した。但し、外食店舗の休業が増加した4-5月をボトムに足元の販売は改善傾向にある模様。また、外食店舗等では従来よりも綿密な消毒作業が実施されるケースが増加しており、消毒剤の需要が増加すると予想される。消毒剤の販売増加は増収寄与に加えてミックス改善にもつながると期待される。期待値が落ちた中で次回決算は増益と予想。今後の収益成長期待も高まると予想する。
9997 ベルーナ
前期までは紙代の値上げと配送料高騰によるコスト増加が大きく利益の下押し要因になる中でコスト削減に注力してきた。その中で新型コロナウィルスの追い風が吹いて足元販売が好調であるが、同社は他社を参考としてヒット商品をカタログに掲載する等商品施策の改善も寄与している。今期コスト体質がスリム化した中で商品施策改善効果と新型コロナウィルスの恩恵が顕在化しており、会社側は過去最高益も視野に入れている模様。直近株価は上昇しているがまだ上値余地が大きいと考える。前年8-9月は消費増税前の駆け込み需要があるためハードルが高く、増収率が鈍化して見える見通しで株価が調整する可能性があるが、その場合は買い増しのチャンスとなると考える。
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